福岡県久留米市 高良大社と神護石
高良大社(こうらたいしゃ)は福岡県久留米市の東に位置する高良山の中腹に建つ神社です。
筑後国の一宮、つまりかつての筑後の国で一番社格の高いとされた由緒ある神社です。
場所はこちら。
ここは久留米市民はもとより近隣からの信仰があつく、厄除け・交通安全・七五三などなど、そのほか芸能の神様としてのご利益もあるそうです。
そういえば久留米って芸能人がたくさん輩出されていたような。
自分が参拝した時もお参りの人が結構いました。
なんでもここの社殿は重要文化財で、九州最大の大きさを誇るそうです。
よくみるとツワブキが咲いていました。
この高良大社には奥宮(奥の院)があります。
平坦な山道を15~20分ほど歩くとたどりつきます。
そんな奥宮にもお参りの方が参拝されていました。
この神社は地元の人に人気があるようですね。
この高良山には神籠石(こうごいし)と呼ばれる列石遺跡があります。
九州や瀬戸内地方に存在するもので、1m四方の切石を山を囲むように並べたものです。
この高良山ではかつて4kmの長さにわたって並べられていたとか。
作られた理由には、聖なる空間を囲む霊域説と、山城を防御するための城郭説とがあるようです。
7世紀以前の遺構だそうです。
ここの神籠石の遺跡はほとんどが崩れ去って失われてしまいましたが、高良大社の社殿の裏に集中して残存しています。