愛媛県伊予市 双海町「牛ノ峯地蔵尊」
今日は牛ノ峯地蔵尊をご紹介します。
場所はここ。
牛ノ峯というのは山の名前です。
その山の上にお祀りされているお地蔵様だから「牛ノ峯地蔵尊」と呼ばれています。
ここに参拝する道は3つあります。
まず西から。
道の駅ふたみシーサイド公園がありますね。
その山手にふたみ潮風ふれあい公園があります。
その奥から道がつながっています。
看板が出ているのですぐにわかります。
次に東から。
国道56号から県道222号に入ったところに林道石畳上灘線の起点があります。
その道を上ります。
もうひとつは牛ノ峯の西南から。
これは林道石畳上灘線の終点から逆に辿るものです。
はっきり言ってこの道はひどいです。
普通車では無理。
雨水で道が相当深くえぐれていますし落石もひどい。
林道好きとか悪路好きの方以外はやめておいた方がいいです。
それに牛ノ峯地蔵の入口ではなく、奥の院の裏手につながっていますので、初めて参拝する方は混乱します。
ではどの道がおススメかというと、東からの道が一番楽かと思います。
楽と言っても比較であって、道自体はしんどいのを多少覚悟しておいた方が無難かと。
東参拝道の石畳上灘線の起点はここ。
この左の道を上っていきます。
道は良くないし、案内もないし、おそらくカーナビにも道が表示されないと思いますので、心細くなると思いますが・・・
まあ、冒険のつもりで勇気をもって進みましょう。
山の上に近づくと道が二手にわかれています。
場所はここ。
ここを右に進みます。
左の道は石畳上灘線の続きで、牛ノ峯に登山される方はこの道を取ります。
左の道を行くとこの案内看板があります。
ちなみにこの道、伊予市側はまだましで、内子側に入ると未舗装で悪路になります。
この分れ道を右に取ると、あとはもうすぐです。
突然視界が広がります。
上の画像、右下隅は双海です。
ここが牛ノ峯地蔵尊です。
境内は東西に長い形です。
まず手水と鐘楼があります。
これはご神木でしょうか。
鐘楼と神木の先に舞台と本堂があります。
舞台!?
こんな山の上のお寺に舞台があるということは、かつては大勢の人が集まって賑わっていたのでしょうね。
これは本堂です。
こんな山の上なのに樒が生けてあります。
信心深い方がお参りされているのでしょう。
本堂の向こうに境内が見えています。
境内には通夜堂があります。
通夜堂というのは信者や参詣者が宿泊するお堂です。
牛ノ峯地蔵尊はこんな山の上にあるのに通夜堂や舞台があります。
かつては信者や参拝者が大勢寄って賑わっていたのでしょう。
いまでは通夜堂も舞台も朽ちています。
時の流れか、無常感を禁じえません。
この通夜堂の向こう、境内の西隅に、奥の院への参拝道が続いています。
だいたい2~3分くらいの山道を登ると、牛ノ峯の尾根を越え、同時に双海から内子に入ります。
明治十七年の燈籠です。
昔は信者さんがたくさんいたのでしょう。
さて、無事に参拝を済ませましたので、帰路につきたいと思います。
行きは東から林道石畳上灘線を上ってきましたので、帰りは西の双海に向かって下って行きます。
ここ牛ノ峯地蔵尊から双海までは、また別の林道です。
ふたみ潮風ふれあい公園まで下りてきました。
場所はここ。
右のこんもりした山が明神山、中ほどのちょこっと出ている山が本尊山です。
以上、牛ノ峯地蔵尊でした。