愛媛県久万高原町 石鎚山と樹氷
2018年の11月中旬、石鎚山がすっかり雲に覆われた翌日、放射冷却で冷え込んでいます。
こんな日は何かが起こる!はず・・・
と期待して行きました。
石鎚スカイラインを経由して土小屋から登ります。
上の方が白いですね。
これは期待が持てます。
土小屋に向かいましょう。
まずは登山前に神様にご挨拶申し上げるべく、土小屋遥拝殿に参拝します。
車が結構駐まっています。
登っている方が多そう。
石鎚山の登山口には、この神社の左手を回って行きます。
登山口が見えます。
すぐです。
山頂まで4.6km。
いい天気です。
でも寒い!
とはいえ最初だけ。
時間とともに気温も体温も上がってきます。
登り始めてすぐに樹氷に遭遇。
桜の花が咲いたみたい、とてもきれい。
山頂を見ると、北壁が白い。
南に目を転じると、中津明神山が見えます。
山頂のレーダーでわかります。
天気も良く気温も上がってきました。
でも、陽の当たらない北側の登山道は・・・
岩黒山を振り返ると・・・
北側の斜面だけが一面の桜の開花みたい。
樹氷の中を進みます。
樹氷の枝をアップで。
結構もろくて触ると簡単にはがれ落ちます。
さらに道を進んでいきます。
山頂が見えてきました。
ほんとに桜の花が一斉に開花したみたい。
そして山頂を下から見上げると・・・
幻想的。
とても美しい。
土小屋ルートと成就社ルートが交差するところまで来ました。
ここには山頂を遥拝する鳥居が建っています。
この交差点、土小屋まで4.0km、成就社まで3.0km、そして山頂まで0.6kmです。
ここからは一面白銀世界が広がります。
しかし・・・
これは誰しもが思うことだと思いますが、なぜ危険な崖側に手すりが付いてないんでしょうね。
階段を設置してもらってるだけで十分感謝すべきだと思いますが。
山頂まで数百メートルですが、山の数百メートルは長いのです。
まだまだ続く白銀世界。
天狗岳と南尖峰。
下から見上げます。
この日、鎖は凍っていたそうです。
白銀の山を登ります。
山頂まで残り300メートル!
ところで、この標識には面河渓まで12.0kmとあります。
でも別の標識では8.1kmになっています。
こちらの8.1kmの方が距離的には正しいと思います。
あともう一踏ん張り。
ついに山頂です。
まずは山頂の石鎚神社に参拝します。
次に山頂の祠にお参りします。
この神社の裏、右手の坂を上ります。
参拝が済んだら、天狗岳を望みます。
石鎚山の山頂は、実は弥山(みせん)と天狗岳と南尖峰の三つの峰で成り立っています。
神社があり、実質的に山頂とされているのがこの弥山です。
この南に列なる天狗岳と南尖峰の方が標高が高く、共に西日本最高峰の1982mもあります。
この山頂からの眺めは最高です。
上の画像の左端にしまなみ海道の橋が見えます。
中央右下の丸いのは重信ツインドームです。
さて、天狗岳をズームで撮影すると、山頂に祠が見えます。
次はここを目指します。
弥山から天狗岳まで200mくらい。
とはいえ、ここからの道がせまくて危険で怖い!
用心しながら進みます。
こんな尖った岩の上を進まなくてはいけません。
この崖をロッククライマーは登ってくるんですよ。
すごいですねー。
天狗岳から見下ろす二ノ森。
愛媛県で二番目の標高を誇ります。
名前の由来はそこからだそうです。
天狗岳まであと少しですが、この細い岩の上がものすごく怖い!
へっぴり腰で進んでいきます・・・(汗
こんな風に進みやすいところをペンキで印してくれています。
そしてついに天狗岳に到着です。
弥山の石鎚神社を振り返ったところ。
そして南尖峰へ。
なのですが、道中が必死で撮影出来てません・・・(汗
もういきなり頂上へワープ(笑
南尖峰から振り返る弥山。
結構距離があります。
この後、またへっぴり腰で無事に弥山に帰り着きました。
山頂を十分満喫したので下山します。
帰路に着く頃もまだ白銀世界が残っていました。
そしてトイレまで帰り着きました。
使用するときは浄財が必要です。
成就社ルートと土小屋ルートが交差する鳥居の上にあります。
平成27年10月、石鎚山開山1330年を記念して、石鎚神社の宮司さんがお建てになられたようです。
天狗岳と南尖峰の見納めです。
まだ氷の花は満開でした。
足元は雪が積もったようになっていました。
下山する頃にガスが巻いてきました。
幸運な山行になりました。
無事に下りてきました。
もう氷は残っていません。
そして朝たくさん駐まっていた車も少なくなっていました。