久万から石墨山に登り、下りて直瀬の里を散策し、井内峠を越えて帰るの巻
この日、まず目指すは石墨山。
場所はここ。
一般的には東温市の唐岬ノ滝の遊歩道から登るのですが、今回は久万から挑戦。
しかも南からではなく、登山道の無い西側から登っていきます。
そのため、まずは林道の奥の奥まで行きましょう。
目指すはここ。
まずは三坂を越えて久万に入り、県道153号線を直瀬に向かって進みます。
やがて石墨山の姿が見えてきました。
直瀬の里の奥深くに入り、林道を目指します。
渓谷を越え、
林道に入ります。
林道はこんな感じ。
普通車ではちょっと厳しいかも。
丁寧に標識が建っています。
ついに林道の奥、行き止まりまでたどり着きました。
ここから先は、林業用に開拓された作業道が途中まで続いています。
まずはそれを登っていきます。
その作業道は途中まで。
やがて天然のブナ林に至ります。
山頂までの道はなく、ブナ林の中を登っていきます。
クマザサをかき分けながら登って行くと、やがて尾根に出ました。
尾根まで出たら山頂はもうすぐそこ。
ついに山頂に到着です。
山頂はせまいです。
字のはがれかけた名標もあり、そのむこうには気温計があります。
この日の気温は9度でした。
汗をかいた後には気持ちの良い温度。
東を望むと石鎚山が見えます。
東北には東予の海と平野。
南には中津明神山が見えます。
中津明神山の山頂のレーダー(?)をズームで。
十分満喫したので山を下ります。
下山は登山よりも道を失いやすいので、GPSを見ながら慎重に下りていきます。
やがて天然のブナ林と植樹林の境界が見えてきました。
ついに作業道まで下りてきました。
自分の車を見つけた時はほっとしますね。
石墨山を楽しんだので、次は直瀬の里を散策したいと思います。
まずは浄福寺を参拝します。
場所はここ。
きれいにしています。
枯山水まであります。
山に鳴り響く鐘楼の音に趣があります。
やっぱり山寺には鐘の音ですよね。
浄福寺を参拝した後は、そのすぐ下にある金刀比羅神社に参ります。
こちらは郵便局。
さすが久万、郵便局からも木のぬくもりが伝わってくる感じ。
石墨山と直瀬川。
googlemapを見ていたら、直瀬小学校の校舎が一見の価値ありとか。
そこで見に行ってみました。
確かに素晴らしい。
恐らく地元久万産出の木材をふんだんに使ってあるのでしょう。
木の魅力がしっかりと伝わってくる建物です。
こんな校舎で学んだ子供達は、大人になった時、小学校の思い出がより素晴らしいものになりそうですよね。
きっとふるさとの小学校を誇りに思うでしょう。
ちなみにこの小学校の裏に幼稚園があります。
直瀬の子供達の学び舎の生活が素晴らしいものになると良いですね。
直瀬には他にも、五社神社というとても立派な神社がありました。
場所はここ。
こう言っては申し訳ないのですが、こんな山奥なのに、境内は広く社殿が立派です。
拝殿にはたくさんの絵馬が奉納されていて、見ているだけで楽しい。
大きな拝殿の中はこんな感じ。
絵馬も色々ありました。
まず正面の絵馬。
赤穂浪士の絵馬がたくさん奉納されていましたが、数えてみると四十七士全員はなかったような・・・
これはモチーフが不明の絵馬です。
直瀬を十分楽しみました。
そろそろ帰路に着きたいと思います。
行きは三坂を越えてきましたので、帰りは井内峠を越えたいと思います。
もしかしたらご存知ない方もおられるかもしれませんが、この久万の直瀬と川内の井内は道路でつながっています。
山をはさんで北側が井内、南側が直瀬です。
山を越えるべく井内峠に向かいます。
その前に、直瀬にも温泉があるのをご紹介しましょう。
山越えの道に入る手前に、ふもと温泉があります。
場所はここ。
土日の午後に営業しているようですよ。
さて、直瀬の里の見納め。
では山越えの道を進みましょう。
房代野と書いて「ぼうたいの」と読みます。
直瀬の北端、山際に位置します。
直瀬はこの房代野の地から拓かれていったとか。
この房代野にある房代野神社に寄り道します。
場所はここ。
周りの木々がすっかり伐採されていて、社殿だけがぽつんと佇んでいました。
ここの神社にも興味深い絵馬が二枚奉納されていました。
右側が、浄瑠璃「近江源氏先陣館」の最も有名な八段目、盛綱陣屋の場面。
左側が、北清事変の連合軍による太沽砲台の戦闘の場面でした。
では井内峠に向かいます。
井内峠のトンネルにたどり着きました。
ここを抜けると川内です。
松山の街並みと海と島が見えます。
実はこの井内には滝がふたつもあります。
場所はここ。
まずは御来光の滝から。
もうひとつの琴の滝は少し下ったところにあります。
井内の里におりてきました。
井内の棚田が見えます。
こちらは井内の善城寺。
この後、無事に帰り着きました。
以上、この日の冒険でした。